DATE: CATEGORY:QUEEN
戦慄の王女 (紙ジャケット仕様)
クイーン
EMIミュージック・ジャパン (2004/02/11)
売り上げランキング: 55352
おすすめ度の平均: 4.0
4 カスミのかかったような重い音感
4 疾走!!
4 すべてはここから始まった

1973年にリリースされたクイーンのファーストアルバム
である「QUEEN」。邦題はなぜか戦慄の王女。王女は
Princessでは?

まぁそれはいいとして、最初にこのアルバムを聴いた
印象は、やたらヘビー、音質が悪い、なんかフレディ
の声に艶がない・・等々でした。
(もともとフレディは歌手というよりもショウマンだったようで
メンバーはそれほどうまいという認識がなかったようです
が、レコーディングを重ねるうちに飛躍的に伸びて
いったとのことです。)

それでも当時は気に入って聴きまくりました。たぶんブライアン
ギターがたくさん入ってたんでうれしかったんでしょうね。
ブライアンのトレードマークである多重録音による
ギターハーモニーはすでにこのアルバムで実現されており
シンセサイザーと勘違いされないために
「nobody played synthesizer.」と書かれてます。
(ちなみに日本のバンドLUNA SEAのファーストアルバムにも
「No synthesizer」とありますね(笑)。)
そいえば、昔先輩にQUEENはギターにエフェクトがか
りまくってるから嫌いだと言われたことあります。
今思うとハモった音をエフェクトで加工したと勘違いしてた
んじゃないかって思いますね。

このアルバムはQUEENのアルバムの中で一番ライブっぽいアルバム
という印象があります。多重コーラスも他のアルバムに比べ
控えめに感じますし。

実際、ブライアンもライブっぽく仕上げたかったと語って
ました。会社側はスタジオっぽくしたかったようでプロデュー
サーとは大喧嘩してたそうです。
スタジオでの録音は予約が入ってない空き時間に突然呼び出
されて急いで録音してたようで、必ずしも納得のいく仕上がり
ではないようです。
では曲の紹介いきます。

1.KEEP YOURSELF ALIVE
これはデビューシングルの曲でもあり、邦題は炎のロック
ンロール。フランジャーのかかったギターから
炎を連想したのでしょうか?

keep yourself aliveは自分を生かせって意味です。


後半にでてくるセリフでロジャーが「日増しに成長してると
思うかい?」という問いに対してブライアンが「いや、墓場に
向かって歩いてるだけさ」と答える。
ポジティブなのかネガティブなのかよくわからない・・・。
歌詞の大まかな意味は、今の自分に不満を持つので
はなく満足して自分を生かすこと考えろってことなのかな。

ヘビーなギターとは対称的にメロディはとってもポップで
覚えやすい。ただ早口なんで歌うのは結構難しいけど。

この曲のギターはものすごく練習したんでとても印象
深いですね。
まず、イントロのズクズクズンズクってヘビーメタル風
な低音弦のディストーションミュートサウンド。
ヘビーなサウンドとは裏腹に実はやさしくピッキング
するのがコツ。当時はブライアンの教則ビデオでフォ
ームを研究しました。ブリッジに乗せた手の腹を支点
として手首の回転で弾くといった感じ。

あと印象的なダブルチョーキングのリフですね。
これがまた振幅の大きいスピーディなビブラートなん
です。延々練習してて指先ボロボロになりました。

この曲はヒットはしなかったけれでもずっとライブで
演奏されつづけてました。彼らにとってもお気に入りの
曲なんでしょう。
最初はゆっくりでしたが後期はとても速いスピード
で演奏してます。一番お気に入りなのは同アルバムの
輸入盤(ハリウッド版)のボーナストラックに入ってる
LONG LOST RE-TAKEバージョンです。
スピーディかつタイトで綺麗。とてもノリが良いです。
それでいてアレンジはライブ演奏のものに近いです。

2.DOING ALL RIGHT
綺麗なピアノとアコースティックで始まる静かな
ナンバーかと思いきや一点ヘビーなハードロックに
変わります。友達は唐突すぎて笑ったといってました。
1977年のライブではかなりアレンジを
加えて演奏されてました。
クイーンの前身であるスマイル時代に作られた曲の
ようです。

3.GREAT KING RAT
リズムが特徴的で面白い曲です。ブライアンがワウペダル
を使用している数少ない曲。ギターソロが長い。
途中で入る拍手はいったいなんなんでしょうか?(笑)
展開が多い曲です。

4.MY FAIRY KING
ドラムのロジャー・テイラーの超絶的な裏声による
SCREAMから始まります。伴奏はギターよりピアノ
が目立ちますね。美しいギターオーケストレーション
ピアノのアンサンブルが聴けます。

5.LIAR
「嘘つき」です。これも展開多いですねー。ローコードのA
を基本としたヘビーなリフのイントロ(長い!)から一転して
アコギのアルペジオで意表をつきます。ギターソロー終了
からサンバみたいなリズムになって狂ったように「一日中!」
とかコーラスで叫ぶとこが好きです。フレディの「ワォ!ワォ!」
ってなんかエロいんですが・・

7.MODERN TIMES ROCK'N'ROLL
ドラムのロジャー・テイラーが歌うシンプルなハードロック。
曲自体は好きなんですがマルチトラックのギターとボーカル
がイマイチうまくかみ合ってないような気がします。

ギターソロかっこいいですね。ブライアンがよくやる2分音符
遅れのリピート音が重なってるような気がしましたが、
ところどころ違うんで弾きなおしてるんでしょう。
ライブではフレディが歌ってますがキーが違うようです。

8.SON AND DAUGHTER
キメのコーラスが美しいけどなんかぱっとしない曲。
アドリブみたいなのに突入したと思ったらフェード
アウトしていきます・・・。
初期のライブではよく演奏されてました。
ライブではサードアルバムに収録されるブライトン
ロックの2分音符遅れのディレイソロの原型を聴くこと
ができます。

タグ : クイーン フレディ・マーキュリー ブライアン・メイ ロジャー・テイラー ジョン・ディーコン ギター レッドスペシャル オーケストレーション

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